人生儀礼

皆様のお住まいの身近にも必ず一社や二社は神社があることと思います。全国津々浦々に様々な御祭神をお祀りした氏神様があり、これらの神社は「神道」(しんとう)という宗教で呼ばれております。
 
「神道」は○○宗教ではなく「道」と付くように、他の宗教と違い教祖(きょうそ)も教典(きょうてん)も無く、祖先の道徳的経験と英知を通じて人の生きるべき道や国のあり方を伝えて来ているのです。

神道には八百萬と称される多くの神々が祀られ、その神々が協力し合い見えるところ、見えない処で私たちの日常生活をお護り下さっております。そして私たちの祖先は常にこの神々に感謝を捧げてきました。この神々の御協力つまり「和」の精神と祖先の伝えた「報恩感謝」の心を日本人は最も大切に伝え、この文化が、対立と征服の文化に行き詰まった諸外国の研究者に注目を集めているのも、至極当然と言えるでしょう。

しかし、私たちでさえ、いざ参拝やご祈祷となると意外と戸惑ってしまうことがあります。そんな時の手引きにご利用下さい。

人の生涯には幾つかの節目があり、古来それに当たる時に神社を参拝し御祈願を受ける習わしがあります。

宮詣(安産御礼)

無事出産をされ、男児三十二日、女児三十三日目に安産の御礼と生児の無事成長を祈り神社にお参りします。初宮詣はこの日数に満たない場合は安産御礼として、代理の方が参拝されるのが良いでしょう。
赤ちゃんはまだ体の抵抗力が少ないですから、あまり日数にこだわらず体調と気候を考えてお参りするのが良いでしょう。

お食い初め

生後百日目にするのが一般的ですが、地方により男女の日数に違いがある所もありますので、土地の慣習に従うのが良いでしょう。お食い初めは大人と同じお膳を用意し食べさせる真似をしますがお膳には赤飯の他尾頭付きの鯛(柔らかい頭が早くしっかりするように)、海や川から拾ってきた小石(歯が丈夫になるように)等が付けられます。

初節句・初誕生

生後初めて迎える節句(女児は三月三日の雛祭り・男児は五月五日の端午の節句)や生後満一歳の誕生日をお祝いし、無事成長を祈ります。雛祭りの桃も端午の節句の菖蒲も共に厄除けの植物とされており、厄祓いの意味もあります。又生後二十一日に満たないで節句になる場合は翌年するのが習わしです。

七五三詣

古くより三歳を「髪置」(かみおき)(髪を伸ばし始める)・五歳を「袴着」(はかまぎ)(袴を付け始める)七歳を「帯解」(おびとき)(つけ紐の着物から帯を巻く着物に替える)の祝いと言い、この年に神社に参拝し、無事な成長を祈願します。
本来は数え年でするものですが、今は満年齢で行う所も多くなりました。そのお祝いの名から男女を分けて行われていますが、特に拘らずにお参りをして構いません。七五三の日は十一月十五日ですが、寒冷地では十月十五日に行われており、鹽竈神社では十月・十一月の二ヶ月間受付致します。
七五三詣について 、詳しくはこちらをご覧ください。

神前結婚式について

鹽竈さまの、清々しい御神域での厳かな神前結婚式。 多くの参拝者に見守られる中、列次を整えしずしずと御神前へ。 雅楽の生演奏が流れる中、厳粛に式が執り行われます。 鹽竈神社では 神職他九人がお二人の挙式に御奉仕致します。
神前結婚式について 、詳しくはこちらをご覧ください。

厄祓

厄年とは、災難や障りが降り懸かりやすい年のことで、この年を迎えると神社に参拝し厄払いをする習わしが、既に平安時代から盛んに行われています。
厄年は地方により多少の違いはありますが男性は二十五歳・四十二歳・六十一歳、女性は十九歳・三十三歳・三十七歳が大厄とされ、この前後を前厄・後厄と言って三年間つつしむものとされました。